日記 2022年3月
人道支援
2022.03.01 (火) vol.04789

郡山7年目突入が正式に発表になった。この間に2度3度異動する人がいる中で、置き去りにされている感があるのは、個人的に転勤を望んでるからだけではないと思う。とはいえ自分に出来ることをするだけ、もう少し県内の山を極めようと思う。せめてもの救いにコロナの終息を祈るが、ロシアのウクライナ侵攻は停戦交渉の場はあったものの、落としどころが見えない。政経スポーツなど多方面に拡がる制裁の影響を受けて、ロシア内部から侵攻を止める動きが強まることを期待している。人道支援としてウクライナ大使館にわずかばかり寄付をした。

ザポリージャ原発
2022.03.04 (金) vol.04790

ウクライナとロシアの停戦協議2回目が行われ、戦闘地域から市民を退避させる「人道回廊」なるものの設置で合意したとのこと。それ自体は良いが、親ロシア派地域住民をウクライナから守るというロシアの大義名分に対し、その域を超えてウクライナを侵略し脅かすという矛盾を明確に示していて、攻撃対象の広がりが懸念される。そして実際、ロシア軍はザポリージャ原発を攻撃して制圧。放射能汚染の危険、悲惨さはチェルノブイリ事故を経験して身に染みて分かっているであろうに、現福島県民としてもこれほどの蛮行には憤りを禁じえない。

ポータブルの据え置き
2022.03.05 (土) vol.04791

アパートの契約更新手続きのため不動産会社に行ってきた。事前に渡され記入捺印済みの書類を提出して、町内会協力金を支払って終わりだ。結果的に6年、そして7年以上住むのだからもはや腰かけではなく、町内会に参加するという選択肢もあったのではないかと、お金で済ませるシステムが逆に問うてくる。ウクライナで今この時も血が流されていることを思うと尚更だ。"転々とする"の裏に実家がある間はいいが、自分が何者で何を守るのか。今の生活に全力で向き合わなくていいメリットが適正期間を超えてもはやデメリットに転じている。

コロナ禍の戦争
2022.03.06 (日) vol.04792

昨日から冬型の気圧配置で風が強く、時折雪が舞っている。春の暖かさを味わったあとだけに今週末は寒々しく、まん延防止等重点措置もあって外出は昨日の更新手続きだけにした。そのマンボウも福島県では今日をもって終了する。しかし依然として毎日第5波のピークを上回る新規感染者数が続いていて、しかもわずかに増加に転じていることから油断はできない。戦争が強すぎて忘れていたが、ウクライナやロシアだってコロナ禍のはず。そこを生き延びて春を待ち望んでいた人たちが生活を奪われ、殺し合いで命を落とす、なんて悲惨なんだろう。

震災から11年
2022.03.11 (金) vol.04793

東日本大震災から11年、発生時刻に合わせて職場にて1分間の黙祷を捧げた。当時と同じ金曜日だけど、当時いた大宮の事務所も移転したみたいで、鮮明に思い出すことも出来なくなってきてる。福島にいる限り震災の情報は未だに日常なので上書きされ続けているともいえる。日本にとってはそんな祈りの日だが、その間にもウクライナにロシア軍が攻め入り殺し合いをしている。どうして過去から学ぶことが出来なかったのだろうか。やっぱり忘れてしまうのだろうか。戦争は知らなくても反戦を叫べるように、震災を知らない世代に繋げることが大事だ。

関山
2022.03.12 (土) vol.04794

白河市の関山(619m)に登った。地元の人たちが日常的に登っているらしく、コースも複数あり、朝7時スタートにも関わらず2時間ほどの間に10人ほどとすれ違った。山頂には満願寺があり義経や芭蕉も通ったという。期待していた那須連山は雲や霞でくっきりとは見れなかったが、福寿草が咲いていて早春を感じられて満足だった。さらに足を延ばして棚倉町の山本不動尊を詣でてからお昼には帰宅。この年度末に開通したばかりの2つの道路を走行してみたりと、濃厚な午前中に比べて休息な午後を過ごしたが、行きたい場所はまだ埋もれてる。

フクジュソウ
山本不動尊奥の院
ポイントの切り捨て
2022.03.13 (日) vol.04795

昨日高速道路を使ったのでETCマイレージの状況を確認した。現在約2500ポイント貯まっているが、うち46ポイントは今月末で有効期限が切れる。これを無駄にしないためには1000ポイントを500円に還元するしかない。しかし最大で5000ポイントを5000円に還元出来ることを考えると、還元率は半分になる。残りの954ポイントがもつポテンシャルを半分の477円にしてしまうため、23円にしか化けない46ポイントを捨てたほうが得である。あと1年以内に約25000円分走るのが前提にはなるが、そんなの気にせず走れる世に戻るといいのに。

火がついた
2022.03.14 (月) vol.04796

今朝、お茶を淹れるのにお湯を沸かそうとコンロのつまみ回したが、ガスの出る音だけがして点火しなかった。電池が切れそうな雰囲気があったので、前もって買っておいてよかった。夜は珍しく帰宅後に車に乗って買物に出かけた。別に今日でなくてもよかったけど、ユニクロでシャツとパンツと靴下を買った。こういうのは転勤をきっかけに心機一転、火がついたように買い揃えるイメージだったけど、7年目突入でもうボロボロ。今だけお試しの福利厚生費が服の購入にも使えるとのことで、領収書もらう必要があって、週末混んでるときは嫌だなと思っただけ。

地震2連
2022.03.16 (水) vol.04797

23時36分頃福島県沖でM7.3の地震があり、宮城県と福島県で最大震度6強の揺れを観測した。その2分前、PCデスクに向かっていると揺れが来て、あとから緊急地震速報が流れた。大きい揺れだったなとテレビをつけてニュースを見始めたら、再び大きく揺れはじめてカウンターキッチンを支えに立ったまま収まるのを待つしかなかった。まさか2連でくるとは思わなかったし、物の散乱具合から去年の揺れより大きいような気がしたが、郡山は震度5強だった。今年度は職場の緊急参集メンバーになってるので所長に連絡の上で、職場に向かった。

日常のひび
2022.03.17 (木) vol.04798

深夜の職場、多少の散乱具合はあったものの業務に支障ないレベルで、全員の安否も確認できたところで解散。帰宅して自宅の片づけをして寝たのが3時頃だった。朝起きると、宮城・福島に出ていた津波注意報は解除されていて被害が無くてよかったと思う。改めて明るい中で出勤してみるとガラス戸が割れていたり外壁が崩れていたり、シャッターが開けられなくなった建物を見かけた。職場のビルもエレベーターと機械式駐車場が安全確認まで使えなくなっていた。それでも変わらず仕事をした。帰宅後、ご飯炊いたまま21時まで寝てしまった。

ローリングストックランチ
2022.03.18 (金) vol.04799

朝は雪だったが雨との間で1日中降っていた。この天気でお昼を買いに出るのが億劫だったので、昨晩おかずを多めに作っておいてお弁当として持ってきた。ご飯はレトルトなので、弁当というには雑多な感じだが、おにぎり以外で作ったものを持ってきたのは初めてな気がする。事務所移転してからランチの選択肢が狭まっていて、それも3月までならいいかと思っていたけど、1年延びると分かって変化をつけたいと思っていた。そこにローリングストックの実践を組み合わせて、災害とランチの問題を軽減しようというわけ。帰宅時は路面がシャリシャリしていた。

夜毎に揺れる
2022.03.19 (土) vol.04800

揺れを感じて目が覚めると既に日付が変わっていた。またコタツで眠ってしまっていたようだ。テレビをつけると今の余震情報ではなく、昨日23時に岩手で発生した震度5強の地震について気象庁の会見がはじまるところだった。驚きつつもなんだか分からないうちに今度は朝まで寝ていた。雨雪は止んだが、発達した低気圧の影響で風が強いとの予報や、余震を警戒して家で過ごしていた。夜21時を過ぎて父から、一昨日伯父が亡くなり今札幌駅にいるとメールがきた。なぜ今、明日だという告別式にはもはや間に合わないし、気持ちの行き場が無い。

伯父を偲ぶ
2022.03.20 (日) vol.04801

亡くなった伯父とは19年前の祖母の葬儀の際に会ったのが最後だ。その1年前にその後の自分の人生に大きく影響する4週間の北海道ひとり旅をした際は、合計で9泊もお世話になった。うち1日は層雲峡に連れていってもらい、立ち寄った親戚の家でお酒を飲んじゃったから、俺が伯父の車を運転して帰ったことがあった。9人兄弟の末っ子の父にとって、親代わりのような伯父との関係には比べようもないが、長い人生のわずかな時間だったけどふたりだけの時間があったことは消えはしない。社会人になってから一度も行ってなかった、ごめんなさい。

穏やかならざる春
2022.03.21 (月) vol.04802

春分の日3連休はほぼ家で過ごした。出かけられる状況じゃなく、自分地プロジェクトの一般道九州編を進めていた。桜開花のたよりが聞こえ始め、まん防も今日をもって全国で解除され、いよいよ春本番という雰囲気だが、16日の地震の影響で東北新幹線は那須塩原-盛岡間で不通になっている。明日には那須塩原-郡山、一ノ関-盛岡間で運転を再開するとのことだが、全線復旧見込みが4月20日ごろと発表があった。厳しい冬を耐えた東北に相次ぐ地震、せめてGWには春が来るように祈る。ただ、明日はまた冬に戻って荒れそうだ。

只見の甲子園
2022.03.22 (火) vol.04803

湿ったぼたん雪が日中いっぱい降り続き寒い1日だった。加えて先週の地震で広野火力発電所などが停止している影響で、東京電力に続き東北電力管内にも「電力需給ひっ迫警報」というのが初めて出されて、職場でも一部のモニタや加湿器などを止めて対応した。帰宅後も暖房器具は使わず、只見高校のセンバツ初戦を応援していた。開幕が遅れて平日戦になってしまったけど、開始が遅れて試合開始からテレビで見届けることができた。負けてしまったけど、会津地方から63年ぶりの甲子園出場で、福島は熱く盛り上がっていたと思う。

大怪我者
2022.03.23 (水) vol.04804

放射冷却で-6.6度まで冷え込んだ朝、自転車の鍵が凍って回りにくくなっていたので焦ったが、樹木への着雪が光ってキレイだった。いつもと違って湿った雪質だったことが影響したのか、昨日の帰りUさんが自転車で転倒して利き手の小指を脱臼する怪我を負った。言葉で聞くより簡素なテーピングをしてるだけで元気そうなのは安心したが、車を運転するとか言い出すからさすがに制止した。スリップ事故で怪我した身でありながら何が大丈夫なのか。全くの個人ですることならまだしも、会社の車でひとの命を乗せて走ることの重さを理解してないようだ。

明るい帰り道
2022.03.25 (金) vol.04805

トラブルが複数重なったのも要因だが、水・木と2日連続で職場を出るのが21時を過ぎた。コンビニ弁当で済ませた遅い夕飯のあとで、あっという間にこたつ寝入りしてしまい、ゼレンスキー大統領の国会でのオンライン演説もサッカーW杯出場を決めたオーストラリア戦もニュースとしてすら触れられないままに過ぎた。それもこれも今日納めた大仕事のためだ。去年の経験をうまく活かせた部分もありながら、大きな失敗もあって、今回も各方面から支援をいただきなんとかやり遂げることができた。定時退社時の外の明るさが気持ちを軽くしてくれた。

ペグマタイト岩脈
2022.03.27 (日) vol.04806

昨日は春の嵐で部屋にこもっていた。特に夜中は怖いぐらいの強風でヘッドフォン越しでもずっと揺れていた。今日の午後には晴れてきたので、夕方になって近場の鹿島神社のペグマタイト岩脈をみてきた。名前からしてずっと気になっていたけど、ご神体として祀られるのも納得の姿だった。ただこのあたり一帯に広くあって、鉱物として採掘され尽くしてしまったあととのこと。大相撲春場所では若隆景が初優勝を果たした。相撲にそれほど興味はなかったけど、場所ごとに福島県出身力士の結果をニュースで見てきたから、遂にと思って涙。際が強かった。

ペグマタイト岩脈
中継地
2022.03.31 (木) vol.04807

全てが無事だったわけではないけど今年度も終わりました。新幹線が一部不通となっている関係で、最終日の郡山は東北と関東を異動する人の中継地として機能していました。わずか1日で勤務地がひっくり返るのですから大変です。今回も他人事ですが、来年度は金曜日に終わって土日を挟むので、そこで余裕をもって移動出来たらと想像しています。結局、コロナも収まることなく3度目の春を迎え、3回目のワクチン接種券が届きました。できるだけ早く打つか、前回から8か月空けるか、少し迷っています。どっちにしても忙しい只中になりそうです。