日記 2019年4月
新元号は「令和」であります
2019.04.01 (月) vol.04337

菅官房長官が新元号を発表する瞬間を職場のテレビで観ていた。最初音だけで「めいわ」と聞こえた。でも「明治」とのM被りは無いはずと思って、掲げられた字を目で追ったら手話通訳のワイプと被って肝心の字が見えないよNHKさん。それもすぐ解消して「令和」と判明した。なるほどR(れいわ)だったかと落ち着く間もなく「令」の意味が入ってこなかったのと、また「和」を使うことへの驚きがやってきた。典拠は万葉集"初春の令月にして、気淑く風和ぎ~"。意外にも日本の古典からは初採用とのことだが、情景を知ればより美しい響きを与える。

戸津辺の桜
2019.04.06 (土) vol.04338

昨日福島市で桜の開花が発表された。郡山はそれよりは少し遅くなるので、咲き始めた感じはまだない。それでも福島県内に絞って調べると、福島市の花見山公園と矢祭町の戸津辺のサクラが見頃そうだったので、茨城県境の町矢祭まで行くことにした。既に正午をまわっていたが、車内に積みっぱなしだったタイヤを部屋に運び入れてからノーマルタイヤで出発。推定樹齢600年のエドヒガンザクラで、18mにもなる樹高の上部がまだつぼみだったのが惜しいが、日を選べないので仕方ない。今シーズンもまたひとつ桜を見ることが出来てよかった。

戸津辺の桜
七人の侍
2019.04.07 (日) vol.04339

黒澤明監督の「七人の侍」を見た(BSプレミアムの録画)。時代的に白黒映画なのは仕方ないとしても、日本語なのにセリフが聞き取れない。世界的名作で無ければ、この時点でやめてる気がするが、とりあえず字幕をオンしてついていく。途中で映像として休憩が挟まれてることに驚いて、放送時間確認したら3時間40分もあった。地デジじゃ放送されないわけだ。引き続きガース・ジェニングス監督の「SING」(土曜プレミアムの録画)を見た。主人公がコアラの3Dコンピュータアニメーション。いろいろと違い過ぎるが、過去があって今がある。

目で見るブラックホール
2019.04.11 (木) vol.04340

昨日、世界初のブラックホール画像が発表された。濃淡のあるオレンジ色の輪の中心が真っ黒で、この黒い部分がブラックホールだ。宇宙の本は多く読んできたので、その存在は当たり前過ぎて、これが世界初といわれてもピンとこない。早速今夜の「コズミックフロントNEXT」(BSプレミアム)でも放送されていたが、地球サイズの電波望遠鏡ネットワークによる直接観測データをコンピュータ処理して可視化したものだってことが分かった。電波すら飲み込むのだから、ガスが発光して映っているようにみえるが映ってないともいえる。可視光で見てみたい。

内出の桜
2019.04.13 (土) vol.04341

桜満開の週末を迎えるかと思いきや、思ったほど開花が進んでいない。10日の午後から季節外れの雪が降り、10cmほど積もるなど気温が低かったからだ。それでも今週も満開情報のある桜を見に行く。市内の内出の桜(ウバヒガンの変種)は民家の裏庭のようなところにひっそりと枝垂れている。仕事中に目星をつけていた桜も巡ってみたがまだつぼみで、やはり阿武隈山地は寒いようだ。そんな山間の石川町では桜まつり開催中だったが、見頃には早すぎた。高田桜だけは満開だったが、既に山の影。来週は暖かい予報なので歩みは早そうだ。

内出の桜
高田桜
石都々古和気神社
36年と1月
2019.04.19 (金) vol.04342

定年を迎えたYさんのお疲れ会が開かれた。新年度で異動されてきたNさんの歓迎会と重なって、この4月は出費がかさむことから歓迎会は正社員だけで5日に済ませて今日を迎えた。所長のそんな気遣いを知ってか知らずか、まさかの準社員全員欠席には宴席嫌いな俺でもさすがに吃驚した。確かに出欠自由だし、再雇用であと5年はいるんだけども、俺の人生とほぼ同じ時間を働いてきた人に対する礼儀だろうか。Yさんがすごいのは、その間1日も欠かさず日記を書いているらしいこと。それを知ると、不定期に減らした日記更新が少し物足りない。

桜三昧
2019.04.20 (土) vol.04343

暖かい1週間が過ぎ、ソメイヨシノは散り始めている。満開を迎えた三春滝桜を木曜夜に見に行ったが、想像以上の渋滞に滅入ったので横目に見るにとどめて、今日はその周辺の名木を巡った。見た順に塩ノ崎の大桜(本宮市)、平堂壇の桜(三春町)、大聖寺の紅枝垂桜、小沢の桜、是哉寺地蔵桜、(桜じゃないけど)屋形のお人形様(田村市)、紅枝垂地蔵桜、表の桜、忠七桜、上石の不動桜(郡山市)。どっちを向いても桜が咲いていて、通りがかりも含めてこれだけ回れば日も暮れる。逆順の方が陽当たりは良かったかもしれない。

塩ノ崎の大桜
平堂壇の桜
大聖寺のベニシダレ
小沢の桜
屋形のお人形様
紅枝垂地蔵桜
スタンド崩壊
2019.04.22 (月) vol.04344

あっさり散ってしまった桜を見ながら通勤し、職場で自転車のスタンドを下した瞬間だった。ストン!と抵抗少なくスタンドが下がり、錆び付いたバネが地面に転げ落ちた。何事かと調べると、バネの下端が引っかかるはずの金属のフックが全く上を向いているのであった。ペンチでもないと無理だろうと思いつつ、素手でフックを下向きに戻そうとしたら簡単に動いたので怖いぐらいだった。それでもバネを伸ばして元の鞘に収めるには自力ではどうにもならず、Mさんの力を必要とした。仕事帰りのホームセンターで、修理は預かりになると言われその場は断念した。

スタンド取り寄せ
2019.04.24 (水) vol.04345

仕事帰りに自転車専門店に寄ったが、スタンドは在庫切がなく取り寄せになり、擦り減っていたブレーキシューの交換だけをした。一昨日のホームセンターを出た後すぐのこと、スーパーに寄ってスタンドを降ろした瞬間に金属フック部分は完全に折れてしまった。バネを失ったスタンドは骨折でもしたかのようにプラプラで、はね上げた状態を保てなくなった。垂れ下がったスタンドが地面をガリガリ擦ってしまうので、仕方なく歩いて帰った。翌朝からは応急処置として三角巾のように輪ゴムで吊り下げるようにしたが、心もとない上に面倒臭い。早く交換したい。

リーダーの孤独
2019.04.26 (金) vol.04346

とうとう平成最後の勤務を終えた。月末という以上の仕事上の意味は無く、あるとすれば改元を伴う特別なGW10連休が明日からはじまるということ。それが残念なことに全く嬉しくなく、むしろ恨めしいぐらいの気持ちで仕事を切り上げてきた。というのも、郡山に来て4年目にして今最も忙しくなりつつあって、1日でも惜しい状況だから。通常なら3+4連休で飛び石とはいえ十分休める上に、3営業日はあったはず。この3日が大きな差で、これを埋める必要性を声を大にして共有し体張って訴えているが孤軍奮闘感が強まる一方。リーダーは孤独だ。

隔年の巻
2019.04.27 (土) vol.04347

2016年1月より隔週で発刊されている「空から日本を見てみようDVDコレクション」(デアゴスティーニ)について、2年ぶりに買い足した5巻をいっき見した。創刊から23号まで購入し読者全員プレゼントのDVDバインダー(40ポケット)をゲットしたのち、2017年3月に30号までのうち興味のあるタイトル4巻をネット購入して以来のこと。その間に毎週楽しみにしていた元の番組自体が終わってしまい、続巻ももはや書店店頭でも見かけないが、現在86号まで出ている。バインダーが埋まるだけあと8巻選ぼうと思ってるが、それより番組復活して欲しい。

観音寺川の桜
2019.04.28 (日) vol.04348

期間中最も天気が良いと思われる今日、行きも帰りも49上戸交差点の渋滞にはまりつつ、今春本命の猪苗代町観音寺川の桜並木を見てきた。川桁駅から観音寺までの約1km、小川の両岸に満開の桜が並び、西には未だ雪をかぶる磐梯山も見えて賑やかだった。見祢の大石、土津神社に寄ったあと天鏡台に登って猪苗代湖を望んだ。この辺りの桜はまだ咲き始めのようだ。湖岸に下りて、野口英世記念館を見学。千円札の顔は5年後に北里柴三郎に替わることが発表されているが、世界的偉人であることを改めて知る機会となった。

観音寺川の桜
保科正之公墳墓
土津神社
J-VILLAGEからの越代
2019.04.29 (月) vol.04349

J-VILLAGEに着いた頃にはもうお昼になっていたが、太陽の下ほとんどの面でサッカーが行われていて活気があった。長らく原発事故の前線基地として使われてきたが、本来のトレーニング施設として全面再開されたのが今月20日。同日開業した常磐線Jヴィレッジ駅もすぐ近くで、ホーム上ではアイーダがずっと流れていた。来年ここをスタートとする東京オリンピックの聖火リレーが今から楽しみだ。帰りは少し遠回りして古殿町の越代の桜へ。予報通り雲が出てきてしまったのは残念ながら、平成最後の観光がヤマザクラで、越代って地名がいいね。

Jヴィレッジ
Jヴィレッジ駅
平成
2019.04.30 (火) vol.04350

天皇陛下が退位され、今日で平成が終わる。4週連続で巡った福島の桜の写真をダムカードに見立ててHTMLでデザインし、過去画も合わせて16枚作成してFacebookにアップした。災害が起こる度に被災地を訪問される両陛下の姿は日本の象徴であり、1億分の1の影響力も持ち合わせていない自分の行動の、でも何割かは同じ気持ちを頂いて動いている。自由にならない運命の下にお生まれになり、85になるまでお勤めを果たされた陛下に、おそれながらお疲れさまでしたと申し上げたい。戦争のない平和な時代を生きていることにも感謝。