例年になく寒い冬の後に、例年になく早い春がきた。3月末から20度超の暑いぐらいの日が続き、福島市では観測史上最早の3月29日に桜が開花。近所の桜も咲き始めたと思ったらわずか2~3日で満開になり、昨日の風雨で散ってしまわないか心配だった。そして迎えた日曜、昨年は雪の回廊に走った春を、2年ぶりに観桜に割く。郡山市西田町の雪村桜は竹林と、二本松市合戦場のしだれ桜は菜の花とのコントラストが美しかった。寒の戻りで風が冷たく、帰りは少し雨も降った。春が早く暖かくなっても、夏はいつも通り暑くなるから大丈夫だ。
自分にとって震災といえば東日本大震災であり、当時どこで何をしていたかまではっきり記憶しているが、今日で発生から2年が経った熊本地震のことは日付すら記憶してなかった。遠く離れた場所で起き体験していないこと、自分の身に置き換えて感じられないことは、あっという間に風化する。それを今日日記に書くのは、今年度から目の前の席で働いているMさんがその当事者だから。熊本出身のMさん、自宅は半壊し車中泊を余儀なくされたという。被災した故郷を離れ、縁遠い地で働くことを想う。自分なりに寄り添って、応えていきたいと思う。
こまちに乗って秋田に転勤中のチームメイトOさんを訪ねた。同じ東北といえど始発便で10時半着、西に向かえば今頃大阪にいる道のりだ。Oさんの車で早速ランチに向かうこと1時間、男鹿でかに付きの刺身定食にありつく。午後から今回のメイン、桜巡りのスタート。大潟村の菜の花ロードは咲き始めでまだ早く、大潟富士と干拓博物館を見て海沿いを南下。にかほ市の勢至公園は散り始めながら背景に雄大な鳥海山をいただく。島式漁港で夕日を眺め、秋田市の千秋公園では夜桜見物。夕飯後にOさんと別れて、リッチモンドホテルに宿泊。
朝食を惜しみつつ、始発で弘前へ。憧れの弘前公園の桜は満開目前、見頃を迎えていた。まず岩木山を望む本丸を目指し、そこから時計回りに渦を巻くように最古のソメイヨシノ、桜のトンネル、日本一太いソメイヨシノ、植物園などを巡り公園を出た。隣接する市役所の屋上が開放されていたが、期待ほどの眺めはなかった。最後に藤田記念庭園を見て駅に戻り大鰐温泉へ。大鰐温泉もやしを使った昼食と温泉をいただき再び秋田大館へ。いわてホリデーパスを使い、花輪線で盛岡、東北本線で一ノ関まで。新幹線で郡山に帰って来た。
1年ぶりの高校野球観戦で泉崎村のさつき球場にやってきた。以前に来た時は日程を勘違いしたか変更になっていたかで、試合がなかったので6年越しの観戦。第1試合は須賀川桐陽対白河実業。桐陽にホームランも出たが8-5で白実の勝ち。第2試合は白河旭対清陵情報。シーソーゲームを制したのは9-7で清陵。夏に迫る陽気のため屋根のあるバックネット裏上段に陣取ったものの、日陰に風はやや冷たくて、最後の4イニングは中段で日光浴。1枚も写真を撮らない観戦は初めてな気がするけど、最前列のカメラマンより、野球したい。