マンホールカードという聞き慣れないものの存在を知ったのは、仕事で社有車に乗っている時に聞いたラジオが最初だった。ダムカードみたいなもので自治体ごとにデザインされたマンホールの蓋をコレクションカードにしたもの。今年の4月にスタートしたばかりで、この8月1日から追加された第2弾自治体に郡山市が含まれていたので、早速もらいに行ってきた。郡山市の場合は下水道局ではなく、開成館という資料館と、猪苗代湖近くの湖南公民館の2か所で、それぞれデザインの異なる2枚のカードが配布されている。開成館は有料施設だが入口で申し出ればカードだけもらえる。またあとでじっくり見学させていただきます。
郡山の夏は明らかに涼しい。とはいえ土曜野球・日曜休息パターンを失った今、土日ともクーラーを使わずに暑い室内で過ごすのはあまり健康的とは思えない。一方、クーラーを使うことで明らかなパワーダウンが生じたPLEO君と違って、参丸にはそれがなく燃費性能も良いので、車内でクーラーを使うことに抵抗を感じなくなっている。決まった過ごし方を持たない今、燃料こそ食うが日中はドライブに出て見聞を広げる方がほとんどの面で優れているような気がする。と、理由を付けて、ただただ暇なのでダムカードを集めることにする。今日はいわき市の四時ダムと高柴ダム。高柴ダムでは旧ver.も含めて2枚ももらえた。
ダムカードの中には平日しかもらえないものも少なくない。というわけで、お盆休暇中の貴重な平日休みを使って一気に7枚を集めてきた。西郷村の堀川ダム、南会津町の田島ダム、下郷町の大内ダム、会津若松市の大川ダムと東山ダム、そして喜多方市の日中ダム。ダムカード配布場所は必ずしもダムに隣接しているとは限らないが、まずは先にダムを訪ねるようにした。おかげで行ったり来たりする羽目になったが、一番厄介だったのが大内ダムで、観光名所の大内宿近辺で発生していた駐車場待ち渋滞を往復しなければならなかった。ちなみに会津若松市ではちゃっかりとマンホールカードもゲットしている。
山の日が出来て期間が延びたお盆休み中の土曜日、今行かずにいつ行くのだという具合で野球しに行くのだが、今日の練習場所は都心寄りのため電車で行くことにした。とはいえ実家にも寄りたいので、宇都宮経由でつくばまで車で行き、市役所でマンホールカードをゲットした後、久しぶりにつくばエクスプレスに乗ろうという魂胆である。開業から11年も経つし、新車のようにピカピカではないけど、TXには当時の思い出もあって今でも未来を想像するようなワクワクを感じてしまう。東京ではみんなしてポケモンGOをやっていた。俺もやってるけど、ポケストップの数が多すぎて田舎との格差を感じる。ズルいとしか思えず幻滅。
お盆休暇中の貴重な平日休み、ここを逃せばしばらくチャンスはないので、今日も4ダム巡ってきた。6月に避難指示が解除されたばかりの川内村から細い山道を通って、本日一ヵ所目は楢葉町の木戸ダム。配布場所は富岡土木事務所だが広野町に移転中というややこしい位置関係。次のいわき市の小玉ダムに行くにはルート上なのでちょうどよかった。小野町のこまちダムも配布場所は別で町役場。石川町の千五沢ダムは現地配布だったが再開発工事中(カードにもそう記してある)で、入口が工事現場みたいなゲートだったので入りにくかった。終戦記念日に来る人も少ないでしょうにお役所勤めも大変だ。
福島県内16のダムカード配布ダムの内、現在唯一避難指示区域(避難指示解除準備区域)内なのが飯舘村の真野ダムだ。南相馬市にも近い県道沿いにあって帰還困難区域でもないためアクセスについては問題なさそうだが、職員が常駐してカード配布しているのかどうかが分からない。調べてみると配布場所を移しているわけでも中止しているわけでもなさそう。それどころか、釣りの名所らしく最近の更新情報がいろいろ出てきた。この状況でも釣りが出来ることに驚きつつ現地に向かう。本降りの雨の中、事務所のインターホンを押すと寝起きのような格好のおじさんが出てきて申し訳ない気持ちになった。
ダムカードの県内制覇まであと2枚。位置的に同日ゲットは厳しいので、今日は福島市の摺上川ダムに的を絞る。実は5年前に一度訪ねている。旅の目的はその時々で、当時カードをもらっておけば良かったとは思わないが、ダムを過ぎて山形県側に向かう細い山道を走るのは少々ヘビーだった。高畠町では9年ぶりに亀岡文珠を訪ねた。当時は雪囲いがあって社が隠れていたので改めて写真を撮った。帰りは宮城県だが七ヶ宿ダムに寄った。峠を越えて福島県側に下りた辺りで作新学院54年ぶりの全国制覇をラジオで聴いた。栃木県出身の高校野球好きとして夢のような結果だけど、今は僕好みのカードじゃない。
リオデジャネイロオリンピック閉会式で東京2020大会をプレゼンテーションした映像がかっこよすぎて、YouTubeで繰り返し見てしまった。大会自体ももちろん、競泳の萩野公介、体操男子団体の金や、陸上男子400mリレーの銀、卓球男女のメダルなどなど、楽しませてもらったけど、それとは違った意味で感動してしまった。何度見てもいいというのはこういうこと。安倍マリオとか言われて海外でも評判らしく、エンブレムやスタジアム問題で海外に恥を晒した分の名誉挽回にはなったのでは?4年後の大会への期待を高めてくれたし、どれか1つ生で観てみたいと思わせてくれた。その頃は自分はどこにいるのやら。
今日夕方、石狩川が氾濫した。北海道には17日に台風7号、21日に台風11号、そして今日台風9号が相次いで上陸。北海道に年間3回も台風が上陸したのは観測史上初であり、それがわずか1週間の間に起きた。他人事のように思っていたけど、氾濫が起きた場所はうちの本家がある地区だったので、驚いて父親から連絡してもらった。去年の関東東北豪雨の記憶も新しく、尚更心配した。幸い家は大丈夫だったが、こんなに水かさが上がったのは記憶に無いとのこと。川の隣と言ってもいいぐらいの場所に住んでいるので、危険を感じてかなり怖い思いをしたと思う。どうしよう、もう13年も行ってないよ。
県内最後のダムカードは国内第3位の貯水量を誇る只見町の田子倉ダム。道は新潟県に跨る豪雪地帯のためスノーシェッドが続く独特の景観で、それでも冬期通行止めとなってしまうほど。魚沼市側からはシルバーラインで秘境奥只見ダムを訪ねた。新潟県に所属しているが県境にあり、田子倉と同じ只見川にかかるダムで国内第2位の貯水量を誇る、カード云々以前に来てみたかった場所だ。来た道を戻り長いトンネルを出ると気温差でフロントが一瞬にして曇ったのと、桧枝岐に抜ける樹海ラインの細く長い山道には参った。とにかく遠い道のりだったが、県内コンプリートをもってダムカード集めは一時封印します。