日記 2025年5月
日記 2025年5月
0時過ぎに高速に乗り伊吹PAで仮眠、東海環状道に入って行き止まりの大野神戸で降りた。郡上八幡を経由し大倉滝を拝んで高山に出て、道の駅飛騨古川で中華そばを食べ、飛騨市河合町稲越には12時前に着いた。どこもかしこも混雑しているこのGWにあって、ひっそりと富士神社例祭で奉納される小雀獅子。まだわずかに桜も散り残した山あいの舞台で熟練の業に触れることが出来て感激だった。国道361号線を主に2つのアルプスを越えて伊那平まで東進、道の駅大芝高原でようやく温泉にありつき、久しぶりの車中泊は雨の中。
目が覚めてまだ深夜、伊那から高速に乗り駒ヶ岳PAでソースカツ丼を食べて給油を済ませる。飯田山本から三遠南信道に入って天竜峡で降り、国道151号線を南下する道すがら車よりもランナーを多く見かけた。道の駅豊根グリーンポート宮嶋で再び寝て、目的地の東栄町御園には8時前に着いた。最近興味魅かれている花祭が行われる地区のひとつで、今日は体験させてもらいに来た。昼に一度街に下り、とうえい温泉に入り、蔦の渕を見て、食事を済ませて戻る。午後は若人の練習を見学して、夜は思わず焼肉をごちそうになった。
標高650mの朝、言うほどの冷え込みも無くご厚意で泊めさせてもらった花宿を出る。星空も見たかったなと思いながら、月地区に向かう。こちらでも少し体験させてもらってから、花祭会館・煮え渕と観光をする。再び御園に移り「茶禅一」でランチ。予約で満席の人気のそば店ながら、昨夜店主自ら予約を割り込ませてくれて、本当にもう優しい人たちばかり。ハレの日には必ず戻って来よう。長篠城、三河一宮といずれも祭事で混んでてスルー、豊川稲荷も春季大祭だったけどもう夕方、期間中駐車場無料開放でも混雑なく参拝できて充実した。
国道247号、23号、421号などを乗り継いで滋賀県東近江市の道の駅奥永源寺渓流の里で仮眠。国道8号から1号に合流し0時半過ぎに鴨川東から高速に乗った。VICSによると名神・京滋バイパスとも深夜にかけて京都までが渋滞していたので、第二京阪経由で大山崎JCTから名神に入るルートを選択した形だ。割引適用の意図があって深夜移動がメインだったこの旅行中一度も渋滞に巻き込まれず、1377.7キロを走破。高松中央には3時半前に到着した。眠気と後片付けとを繰り返しながら、雨のGW最終日は室内で過ごした。
職場に設置されている自動販売機にジハンピがくっついている。サントリーの自販機をキャッシュレスで利用できるものだが、いつから使えるようになっていたのか最近まで眼中に無く、ずっと現金で支払っていた。コカ・コーラのCoke ONはもうずっと前から使っていたから、抵抗があるとかじゃない。というわけで今日からジハンピ。最初の3本無料ということで、良くないと知りつつ仕事を乗り切るためによく飲んでいるZONeにした。帰宅すると自動車税の納税通知。昨年に続き楽天ペイで即行支払ったが、ずっと使えずにいたEdy残高62円を混ぜておいた。
一昨日夜に腰痛めてしまって、昨日は仕事行くのも厳しかった。今週末も行きたいところがあったけど、寝床から立ち上がるだけで一苦労なので、さすがに無理で諦めた。ただ歩くだけなら普通に戻ってきたので夜に買物だけは行ってきた。明日の母の日を前に特設の売り場が出来ていて花とかを売っていた。今まで特別に何かしたことも無いので、倒れたからといって変わりは無いけど、2週間前に面会した時に八十八か所回ってることを言ったら、目に涙を浮かべていた。回復祈願で始めたわけじゃないけど、できれば今年度中に最後まで回りきりたい。
録りためた大河ドラマ「べらぼう」を5話分見た。先週御園で見せてもらった面には天文五年と書かれていたので、蔦屋重三郎が生まれる少し前のものだ。そんな古くから続く伝統文化も後継者不足からどんどん失われている。少子高齢化と簡単に言うが、人数だけなら明治維新の頃の人口は約3000万人で今よりべらぼうに少なかった。地方から都市への流出が問題で、資本主義経済の下では画一化・一極集中にならざるを得ないことを職場でも実感する。田沼時代ではないが政治までコスパを求める時代精神で、心意気で動いていたいものだ。
昨日は「根っこ」で和風玉カレーうどん、今日は「かわかわうどん」できつねうどんのランチ。たまにしかない外仕事は気晴らしにはなるけど、トラブルがあって昨日に続いて同じ場所で同じ業務に就くのはちょっときつい。明日有休を取るためにここまで切り詰めてきた貯金を崩してなんとか時間を作れたけれど、今日もまたトラブルで仕事が完了できないまま、結局帰宅は21時過ぎになった。自分の立ち位置からすれば通常行う業務範囲ではないのだけど、体制が整うまでは仕方ない。帰宅後30分ぐらいは横になったけど、もう出かける用意をしなければ。
1時半に高松中央から高速に乗り、4時半前には滋賀県菩提寺PAに着いて仮眠。湖東三山SICが工事閉鎖されてて彦根で降りる。少し戻って多賀大社を参拝後、米原駅でU君を拾う。小谷城登城後、北国街道で福井県に入って、越前市のジャムハウスでご当地グルメのボルガライスランチ。それぞれ2度目の一乗谷朝倉氏遺跡・永平寺を回って、国道364号で石川県入り。栢野大杉に立ち寄り、片山津から高速に乗るが少し渋滞、高岡北で降りて伏木へ。山のライトアップのあとでホテルにチェックイン、海鮮丼とそばにありつく遅い夜。
今年も伏木曳山祭に参加させてもらった。残念ながら雨のスタートで、山も大きなビニールの袋で覆われている。厚手の法被のおかげで体も直接濡れることは無かったが、マンホールの上が滑るので注意しながら午前中の奉曳きを終えた。狭い山倉の中で器用に提灯山に換装してしばしの休憩。夕方には雨はあがって立山連峰も中腹まで姿を現し夜になった。能登半島地震による深刻な液状化の影響はまだまだ残っているけど、去年よりはいやさいやさと曳ける範囲も広がって、地区の住民に制限されていたとはいえ観客を前にかっちゃも出来た。
1時過ぎ、カードをかざしてホテルに戻る。フロントで800円払って提携先の市営駐車場サービス券をもらったけど、翌朝まで時間が短く駐車料金770円だった。雨晴海岸も立山は曇ってて見えなかったけど、伏木神社と勝興寺を観光して新高岡でU君を下す。祭り初参加のU君は爪先から出血、ころんで股引が破れたりもしたけど、はまってしまったようで繋ぐことが出来て良かった。小松から高速に乗って尼御前で金沢カレーを食べ、舞若道・六甲有料道路経由で淡路で降り、西海岸を南下、西淡三原から乗って南あわじで生しらす丼を食べた。
広島での会議は14時からだったが、あまりに仕事が終わってないので10時入りした。金曜休んだので昨日もだいぶ尾をひいたけど、トラブルの原因が自分の勘違いだと気付いて平謝り。そこからはスムーズに流れたものの時すでに遅かった。7時過ぎに家を出て岡山では先発の500系こだまに乗り継いだ。広島までの約160kmを各駅停車で6駅約80分で結ぶ。遅い便だと乗り換え案内に出てこないので、ゆったりのんびり読書時間にはちょうどよかった。お昼は尾道ラーメンで、夜は本部長も来られて懇親会を2次会まで。4次会までやっていたらしい。
会議は午前中で終わり、穴子のわっぱ飯をランチに挟んで、1時間ほど追加で打ち合わせをしてから広島を出た。1両減ったのぞみ自由席の混雑が気になったけど、なんとか座れて高松に戻った。そして22時過ぎに妹から母の異変を知らせるラインが入る。昨年とは左右反対側の脳から再び高血圧性の出血があり3週間入院するという内容で、なかなか返信できず茫然としてしまった。老健に入所していながら薬で抑えることが出来ていなかったのか。そして事が起きていた日中、父からは連絡も無かった。話せるのか体は動くのか、何も分からない。
落ち着く暇もなく高知出張、今期の目標をメンバーと面談しながら決めていく。夜は念願の中華料理華珍園へ。前任のIさんに福岡で会った時に回鍋肉が絶品のお店があると聞いて、以来何度か行こうとしたが都合があわないでいた。仕事帰りのサラリーマンよりも格式高いディナーだったが、メンバー2人と2時間良い時間を過ごせた。調子にのって最後に注文したデザートがなかなか来ず、高速バスの最終便はキャンセル（実際は予約サイトからの復路取消が受理されず、問合せ先も時間外でアウト）。JR・琴電の最終で23時台の自腹帰宅。
雨のためいろいろ整理に当てるが全然時間が足りない。健康寿命はもう半分も無いんだと母が身を持って教えてくれている。自然災害にパンデミック、事件事故や戦争など世の中がいつ変わってしまうかも分からない。止まっていても過ぎてしまうのだから、少々走り過ぎかなとは思うけど、時と歩調を合わせるよりは先に進んでいたい。言葉が生まれる前から命はあって、理由は全て後付けに過ぎないから、感性を大事にすることが多様性の中の個人の役割で、全体として均衡は保たれる。だけど言葉があることで去った時間を留めておくことができる。
フロントガラスにはまだ雨粒がついているけど回復傾向の天気に合わせて午後から出かける。ホームセンターの西村ジョイでフクピカなどを買い、香川図書館に行く。柳田國男2連チャンのあとは、わぐりたかし2連チャンで「ぷらり日本全国「語源遺産」の旅」（中公新書ラクレ）が最近の趣味活動に通じるものがあって面白かったので、閉架書庫から「大方言。」（ぴあ）を出してもらって借りた。その後、88番札所大窪寺に参拝。順番無関係に回っているものの、母のことがあって結願の寺を選んだ。ちょうど半分の44か所目になったのは偶然だ。
松山出張を終えて帰りの高速バスを待っている。少し先の道路でヒッチハイクをしてる人がいて、行き先がなんて書いてあるのか遠目には見えなかったけど、インター前で張っているのだからきっと遠くに行こうとしてるのだろう。帰りの車内で母の状況について妹からラインが入った。介助なしに体は動かせなくて感覚もあまりない、日付を間違えることはあるが病院にいることは分かる。それで3週間後には施設に戻るという、もうそういう段階なんだ・・・。バスに乗るときはいつも降りる場所も確認されるが、今日は初めて「ゆめ」と省略された。そうあって欲しい。
3営業日連続出張で今日は徳島へ。昨日1日で借りたばかりの本は読み終わっちゃったから、今日は最近買った「花祭」（早川孝太郎著、角川ソフィア文庫）で車内読書。お昼は何度目かの居酒屋「横綱」で麻婆豆腐。豆腐が揚げ豆腐だったのは徳島風なのかしら。帰ってきては2夜連続ゆめタウンで買物。ずっと出かけてばかりで自宅で落ち着いてご飯も食べていられなかったから、久しぶりに定番品を揃えて買う。最近トマトは高くて良品も無くミニトマト（徳島産）にしてる。小豆島で買った「夕陽ヶ丘青みかんドレッシング」をかけて食す。
高松中央から徳島津田まで高速、国道55、県道28・22・16号と乗り継いで勝浦町へ。対向バスにドキっとしながら細い車道を登ると20番札所鶴林寺に着く。三重塔も本堂前にてやっと気づくほど山深い。徳島県最後の初訪問上勝町では、樫原の棚田を過ぎて山犬嶽（997m）に登った。苔の森が美しいと聞いていた通りで、道を変えて何度も通ってしまった。下山後は少し戻って月ヶ谷温泉に入り、国道193号に突き当たるまで県道16号を西進。北上して程なく滝百選の大釜の滝。対向車もほぼ無く、ひたすら細い山道が続いてく。
大倉滝
多賀大社
江埼灯台
大窪寺